序章「メリーさんの電話」

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背筋がゾクリとした これが本当なら、霊感もなく、幽霊という存在をネットでしか実感できなかった俺でも、怪奇現象とやらに会えるかもしれない 俺は胸の高鳴りを感じながら、直ぐ様最新の日記に書き込みをした 初コメである事と「一緒にゲームをしよう」という内容を簡潔に纏めて送信ボタンをクリックした 翌日、自分のPCのメールアドレスに返信が来ていた 「何処で?何のゲーム?」 それだけだ どうやら指定しなければならないことがあるようだ 俺は最近はまっているゲームを家でやろうという内容で再度返信した その日の夜 俺の携帯に 「今度の日曜日はどうだろう」 というメールが来ていた 思えば、この時気づいておくべきだった 俺は既に異常のただ中にいたのだ なぜって? 俺は携帯は愚かPCのアドレスだって、奴に教えた覚えがないのだから 日曜日の夕方。運命の日。俺の人生の分岐点。 俺の携帯電話には着信が一件 内容は 「今からいくよ」
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