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何処までも続く暗闇
あぁ
今日も始まる。
嫌な、学校生活が‥
私は学校に登校しいつもの様に靴を履き替えると小走りで階段を駆け上がり、自分の教室へと向かい自分の席に着いた。
教室は騒がしくて落ち着かない‥
だから教室ではいつも机に伏せて寝たふりを装う。
いつもの日課だ。
私はその日課の通り机に伏せて居た。
すると頭上から女子二人のの嫌み混じりな声が降って来のが聞こえた。
「ねぇー、何で学校来たの?」
「ちょっと~、言い過ぎw」
ケラケラと笑う女子
私は体を起こし相手の目を見る事無く首を傾げながら小さな声ながら応答した。
「ぇ‥と‥」
「え?何、聞こえなーい」
「学校来てる意味分からないんだぁ」
彼女達の返答に返す言葉は無かった。
返答したら何を言われるか分からない‥それが怖くて、何も言えない。
それ以前に"返答する内容"も無かった。
だって、学校なんて行きたくなんか無かったから‥
今すぐにでも帰りたい‥
「‥‥、」
そんな事を考えると無意識に無言になってしまった
そんな私を見、彼女達は私の机に大きな音を立てて手をついた
バンッ!!
「無視かよ!!」
「ちょっとやめなって、そろそろ泣いちゃうよ~?」
フォローする側の女子もクスクスと笑いながら私を見ていた。
その後、飽きたのか二人は私の席を離れて行った。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
皆は急いで自分の席に着き始める。
教室に先生が入って来るなり朝のSHRが始まった。
いつもの順序で会が進行されている
「次、パン注の係さんお願いします」
「はい、今日のパン注の人は居ません。」
――‥!!
ヤバい‥
うっかりして居て注文するの忘れてた‥
「パン注するのを忘れた人居ますか?」
‥ギュ
私は小さく拳を握り締め恐る恐る手を上げた。
すると、皆の冷たい視線が突き刺さるように私へ向く
それに耐えながら、パン注の係の子へと歩いて行き
小さく謝った。
「――‥ぃ」
その声は自分でも思うほど小さくてか細い声だった。
そんな事が相手に聞こえる訳も無く‥
「謝れよ」
とても、冷たい声で放たれた言葉は私の恐怖心を更に煽った。
「‥ごめん‥なさい‥」
先程よりは大きな声を出せたはず‥
でも、足りない
私は恐怖で顔を上げる声が出来なかった
「聞こえない。目、見て大きな声で謝れよ!!」
「ごめんなさい!!」
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