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授業は終わり、今は休み時間だ。
教室に戻るとさっきの男子が集まって何か話してるようだ。
恐る恐るそちらに目を向けると‥じゃんけんをしていた‥
「――!!」
私は教科書を机に置くなり小走りで教室を出た。
廊下では見つかってしまうので階段脇の影に隠れる様にしゃがみこんだ‥
(もう‥何で‥逃げなきゃならないんだ‥)
休み時間はあと僅かだ‥
その間だけ隠れていれば良い‥
そう思ってホッとしていた‥。
――しかし、
「お、みーつけたw」
流石手慣れている
私みたいな人間が何処に隠れるかなんて予めから分かって居たかのように見つけられてしまった。
‥しかし、私は歯を食い縛り彼等の隙間を抜けて階段をかけ降りた。
そこで、チャイムが鳴り響いた。
キーンコーンカーンコーン
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