4、母と子

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あきらかに月姫について知っている。 原田の態度から分かる。 「月、どこにおるんや?」 丞は2人に聞く。 原田はすごくあわててしまう。 丞に会いたくないと月姫は言った。 ここは隠すべきだ。 なのに。 自分たちが月姫の居場所を知っているとバレてしまった。 原田はあわててあわてて。 頭が真っ白になる。 沖田は原田にため息をつく。 そして。 「聞いてどうするのです?」 沖田は丞に聞く。 それに丞は土方はんの命令やと答える。 すると。 「土方さんのですか?分かりました。私から土方さんのもとに行くように伝えておきます。」 沖田はそう言い、原田の腕をつかむと歩き出す。 「ちょお、待ちぃ!!」 丞は沖田を呼び止める。 呼び止められた沖田は丞のほうを見た。 「月、どこに──」 「土方さんに会いに行くよう言う。それがあなたの用事なら会う必要はないでしょう?」 沖田は聞く。
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