†Prologue†

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それは地上界という まだ人のいない世界に 両方の世界の住民が 興味を持ち始めたからだ まぐれだったのだろうか 天界の住民は朝 冥界の住民は夜に 地上界を訪れていて 本来ならば決して 出会う事はなかった筈 しかし、ひょんなことから 天界と冥界の住民が 出会ってしまう 見た事の無い人物 違う羽の色、感じる別の魔力 両者は相手を異端の者と 忌み嫌うようになっていく だが無益な争いはしないよう 見て見ぬフリをして 何事も無いように 再び時が流れていってた そんな時だった 1人の天界人の子供が 事故によって冥界人の子供に 殺されてしまったのだ これは天界の住民と 冥界の住民が出会ってから 2000万年後の事故らしい よくよく考えれば 相手にも非があり まぐれで起こった事だが それを天界の住民は 良しとはしなかった 天界の住民は 冥界の住民の子供を 人殺しの罪で 殺そうとして 冥界の住民の逆鱗に触れる
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