お話【いち】

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【面接2】 私は事務所で一人座っていた 店長さんが今不在なので少し待っていて下さいと言われた (早く来すぎちゃったからなぁ) 16時38分。約束の約20分前の時間 でも時間より早めにくるのは当然! いきなりギリギリなんてあり得ないものね!うん ガチャッ 後方の扉が開く音 振り返ると大きい冷蔵庫内から若い女の人が出てきた 高校生くらいだろうか。私と歳は変わらなそう 「・・・さむ」 そう小さく呟き段ボールを乱雑に投げる ふと目があった 「あ、あ・・・の」 「新人?」 ピッと指をさされる 「い、いえっ。面・・・面接に来まして!」 「面接、面接?」 少し驚いた顔をする 知らなかったのだろうか? 「は、はい~。17時にここに来るように」 「ちょい待ち」 「は、はい」 彼女は少し考え衝撃的なことを口にする 「さっきオーナー本人が20時に来ると言って帰ったんだけど」 「えええええええええ!!」
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