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【面接3】
眠そうな女性が私の前に座っている
「すまん」
「い、いえ」
17時16分
「曜日、日にちの感覚がどうもな。面接があるのは今日か明日か・・・はたまた昨日か」
「昨日じゃダメでしょうが」
先ほどの高校生?の人がコーヒー入りの紙コップを置く
「新人ちゃん。君もどうだね」
「け、結構です。お構い・・・なく」
「ふっふ。お構いなくとかかわいいこと言っちゃって」
「??」
「無視していいから」
「七菜(なな)。黙ってなさい」
七菜と呼ばれた人はふんといった感じでこの場を去っていった
「でだ。新人ちゃんはコンビニ経験は?」
「あ、ありません」
「コンビニに行った事は?」
「あ、あまり・・・」
「ほう。ここを選んだ理由は?」
「い、家から・・・近いからです」
「そのオドオドした感じは無くした方がいいな。女の子は特に、だ」
「は・・・い!がんばります」
店長・・・オーナーさんは力強く頷いた
そして私の肩を叩いてこう言った
「不合格!」
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