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「おいおい。こんな得体の知れない奴の言う事を信じていいのか?」 「逆らったらダメだよ。僕達を簡単に拉致した奴だから……。きっと僕達を殺す事だって簡単なハズだよ! 今は……信じるしかないよ……」 小柄な少年の言葉を聞き、少年は少し冷静になり考えた。 (確かに今は下手に挑発するのは危険……か) いつの間にか、頼りない二人を見ていたら強気な姿勢になってしまっていたと、少年は反省した。 それに先程の発言はあながち冗談ではない。 少年は少し、この未知のゲームに興味があったのだ。 「わかった……お前はどうする?」 「……や、やるさ」 大柄の少年は少し吃って答えた。 「決まりだな。おい、ゲーム、やってやるぜ」 『では、ルールを説明する』 「ルール?」 『とは言ってもゲームそのもののルールではない。ゲームをプレイするにあたっての守るべきルールだ。一度しか言わない』 三人の少年は、聞き漏らしの無いよう合成音声に耳を傾けた。
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