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「……は?」
ゲーム画面を見た修は拍子抜けした。
最近のゲームより遥かに劣化したグラフィック、単調なBGM、なによりもどこかで見た事ある画面。
「……この画面……まんま」
「……ああ。ぱ、パクリだな」
「知ってるのですか?」
修と彰は呆気に取られていたが、亮だけはキョトンとした表情でそう言った。
「知ってるも何も、某有名なアクションゲームに激似だろコレ」
試しにコントローラーのボタンを押してみる。
ゲームの主人公らしきキャラは『プウゥ~ン』という音と共に、自身の身長の十倍ほどジャンプしてみせた。
「って、効果音もまんまだ……。これじゃまるで……」
これではまるで、どこかの国の粗悪な類似品ゲームの様だと修は思った。
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