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その直後、小柄な少年が目を覚ました。
「……あれ、僕……?」
すぐさま少年は声をかける。
「気がついたか?」
「!? ここは!? えっ!? あなたは誰ですか!?」
小柄な少年は、分かり易い位に動揺した。
「あーっ、えーっと、落ち着いて聞けよ。どうやら俺達は何者かに誘拐されここに監禁されたようだ。つまり……拉致られたみたいだ」
「誘拐!? 監禁!? 拉致!? う、嘘だっ!」
頭を両手でワシ掴みにし、小柄な少年は更に激しく動揺してみせた。
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