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目が覚めた時には12時を回っていた。
ワイは急いで作り置きされた晩御飯(爆弾おにぎり)を食べ、溜まりに溜まった宿題に手をつけた。
自分で言うのも何だが残念な頭の持ち主だ
あらゆるテストに落ちてはペナルティをやっている。
ワイは溜まった宿題をどうにか終え、いつの間にか眠ってしまった。
「起きて、起きなさいよ!」
「しょうがないわね~まったく。」
バシィ!!
その音と同時にワイの頭に激痛が走った。
「なんやなんや、なにがおこったんや!?。」
ワイは思わず口走った。
それとともに腹部にかかる重さにも気付いた。
「姉さん、どないしたんや?」
「早く起きなさいよ!遅刻するわよ!」
ティケノ ボンバヘッ
ティケノ ボンバヘッ
♪~ ♪~ ♪~
ワイはアラームの鳴る携帯電話を開き時間を確認した。
「堪忍してぇや~。」
気付いたら遅刻ぎりぎりだった。
「それより姉さん、どうしてワイに乗ってるんや?」
ワイは目の前にある疑問を姉さんにぶつけた。
「そんなことどうでもいいでしょ!あんたはさっさと着替えて学校に行きなさい!」
姉さんはなぜか照れながらそう告げた。
ワイは姉さんの目の前でパジャマをパージし、学ランに着替えた。
姉さんに見られるのは恥ずかしかったが、それが逆にワイを興奮させた。
ワイは急いで姉さんに起こしに来てくれた礼を行って玄関を出た。
「危ない危ない。」
「何が危ないんだ?」
声のした方を見てみると
目の前にワイがよく知る人物が立っていた。
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