いえ、メガネです

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「おはよう!」 とっつぁんは個性的で威厳のある声でそう告げた。 「おはようございます阿久津先生!」 クラスのみんなは大きな声で返事した。 本名は阿久津正臣、ワイは尊敬の意も込めてとっつぁんと呼んどる。 元特別高等人だか何だか知らないが懐に銃を所持し、足を痛めているのか杖で足を支えているのが特徴や。 ワイは朝のSHRを終えるとクラスの女子全員に挨拶をしてから授業を受けた。 ~昼休み~ ワイはいつもと同じように隣の席のウェルキンと食事をした。 「ティケノ、休日は何をしていたんだ?」 ウェルキンか不意にワイに聞いてきた。 「うにゅ?まぁ宿題片付けてたわ。」 「そうか...最近姉御の調子はどうだ?」 ワイはそっちが本命だと気づき姉さんについて答えた。 「まぁいつも通り引きこもっとるわ。まだ仕事に就いてないからワイは心配やで。」 「姉御は、いつも通りが一番だ。」 ウェルキンは頷きながらそう告げる。 「ティケノ、そろそろ部活に顔を出さないか?瀬能も心配していたぞ。」 ウェルキンは部長だからか瀬能が心配だから分からないが真剣な眼差しでそう告げた。 瀬能ってのは水泳部のマネージャーのことだ。 ワイは下の梓という名前からあずにゃんと呼んどる。 「せやな。ワイもあずにゃんの顔が久しぶりに見たいし、行くか。」 ワイはあずにゃんに惚れとる。 あずにゃんのことを考えるだけで興奮してしまうぐらいに惚れとる。 ワイはあずにゃんの顔を思い出しながらウェルキンに満面の笑みで答えた。 「そうか。必ず来いよ!。...あと今のお前の顔メチャクチャ気持ち悪いぞ。」 ウェルキンは気味悪そうに答えた。 ワイはあずにゃんの事を妄想して時々発狂しながら午後の授業を受けた。 ...クラスのみんなから距離を置かれたのは言うまでもない...
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