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「や―め―て―!」 「フフッ。二人、兄妹みたいだな。そういえば、彼氏と別れたばっかりって… フラれたのか?」 「いえ、ふったんです」 「こいつ、仕事辞めて旅館の若女将に…」 ――ゴチン 私は、理の額を小突いた。 「余計な事言うな」 「痛っ!本気でやんなや。今日は、お祝いだ。 蓮先輩、時間あったら付き合って下さい」 「お祝いって?」 「私、誕生日何です」 「さっきまで彼氏と一緒で、別れを告げて真っ直ぐ俺のとこ来たんだよな~?」 .
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