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一人で住むには、家賃が高すぎるし広すぎる。 ちょうど、中学からの時からの親友・久瀬絢香(クゼアヤカ)提案で三年前から一緒に住む事にした。 マンションに着き、タクシーから降りた。 「すいません。タクシー代まで…」 「良いって。明日、朝早いのか?」 「仕事ありますし。今日は、ありがとうございました~」 「美羽、お休み」 「はい、お休みなさい」 ――バタン タクシーのドアが閉まり、私は少し立ち止まっていた。 夜風が、気持ちいい。 .
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