4293人が本棚に入れています
本棚に追加
/467ページ
美羽を見送った俺は、タクシーでそのまま泊まるホテルの部屋に着いた。
暗い、一人ぼっちな俺。
でも、自然と心はほっこりと明るくなっていた。
PRRRRR…
休む暇もなく、携帯が鳴った。
「はい」
「蓮くん。夜分遅く、ごめんなさいね。今、電話大丈夫かしら?」
「平気です。何かありましたか?」
「いえ…。明日から、出社でしょ?頑張ってね。
それからね、冴子ちゃんの事なんだけど…」
「あぁ…すいません。まだ、病院からの連絡はありません。今、まだロスですか?」
.
最初のコメントを投稿しよう!