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ヴィータ
「シャマル、なのはは?」
フェイトと話したことをなのはにも伝えようとしたが医務室になのはの姿はなかった
オリバー
「なのはさんなら俺のこと調べるって言って出てっちゃいましたよ」
なのははオリバーの体の検査結果や身に付けていた物などから出身世界を割り出すためにオフィスへ向かったのだった
ヴィータ
「そうか、ならいいや。オリバー、お前どこまで聞いてる?」
オリバー
「えーと、ここがミッドチルダって魔法文化が発達した世界で…俺もその魔法の才能があるってとこまでは」
ヴィータ
「ん、まぁそんなとこだな。そんでお前がここにいる理由だけどな、お前は今あちこちの世界で起きてる連続失踪事件の生還者だ」
オリバー
「…つまり重要参考人だから簡単には帰れないってことっすか?」
オリバーの落ち着いた様子にヴィータの方が驚かされた
ヴィータ
「ずいぶん冷静だな…」
オリバー
「別世界まで来ちまったんだからすぐ帰れるとは思っちゃいないですし、それに俺家族とかいないから急ぐ必要もねーんで」
家族がいない、それをあっさりと言ったオリバーにヴィータはどう声をかければいいかわからなかった
医務室に沈黙が訪れる、その時スピーカーから呼び出しの放送がかかった
アナウンス
『高町一尉、ヴィータ三尉至急第四会議室までお越しください。繰り返します。高町一尉、ヴィータ三尉…』
ヴィータ
「あたしとなのは…?ってことはオリバー絡みの話か、ちょっと行ってくる」
ヴィータは医務室を出て第四会議室へと向かった
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