プロローグ:新たな出会い

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そのリストにはゆうに100を越える名前が並んでいた グレイ 「これだけの民間人が被害にあっている。今この瞬間にも増えているかもしれん」 さっきニュースで見た時の失踪者の数は約20人、管理局が報道を規制していたのだ グレイ 「これだけの被害者が出ているのに2人だけ生還した者がいる。お前達が保護した男とハラオウン執務官が保護した少女だ」 フェイトはヴィータからの連絡を受けた後、本局や地上本部にも生還者の保護と捜査から導いたある可能性を報告したのだ グレイ 「他世界まで含めた広域失踪事件、いや拉致事件。なぜ2人だけ生還したのか?どうやって拉致したのか?ハラオウン執務官はこう言っていたよ、『ロストロギアが関連している可能性が高い』とな」 確かに人間には不可能と思えるようなことでもロストロギアなら可能だ グレイ一佐が右手を前にかざすとテーブルの中央に紫色の宝石の立体映像が現れた グレイ 「これはロストロギア『ケレリス』。転移能力を持ち、10年前にとある研究施設から消えた物だ。転移の特長などから今回の事件にはコイツが使われている可能性が高い。更に被害件数の多さから犯人はおそらくミッドチルダにいる。よってだ…」 グレイ一佐は鋭い目つきでなのはとヴィータを見る グレイ 「この事件は我々が担当することとなった。君達は直ちに生還者の男を引き渡したまえ」
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