復活!機動六課

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キャロの脱落はすぐにスバルやティアナにも伝わった ティアナ 「マズいわね…スバル!本気で行くわよ!」 スバル 「オッケー!連携で一気に叩く!」 立ち上がったスバルはウイングロードでオリバーの周囲を縦横無尽に駆け回る オリバー 「さて、次はティアナも来るだろ。格闘と射撃のペアか…ちと厄介だな」 オリバーはウイングロードに飛び乗った そしてスバルとティアナの位置を確認する ティアナは少し離れた建物の上で魔力弾を精製している オリバー 「あの位置じゃあこっちから仕掛けられねぇな」 オリバーはまだ遠距離魔法を使えない なのでティアナは警戒だけして先にスバルを倒すことにした そのスバルはずっと空を駆け回っている オリバー 「どーせティアナの射撃と同時に仕掛けてくるつもり…」 そう決めつけかけたがオリバーはすぐに考えを改めた オリバー 「(いや、確かリィン曹長が言ってたな…)」 その瞬間、背後に気配を感じた オリバー 「…フェイクシルエットってやつか」 この2週間、リィンに魔法について教えてもらっていたオリバーは幻術魔法があることも聞いていた そしてそれをティアナが使えるということも オリバー 「(射撃魔法を使おうとしてるのはフェイク!つまり…)」 オリバーは振り向きざまにブリューナクを横なぎに叩き込む オリバー 「こっちが本も…えっ!?」 クロスミラージュをダガーモードにして突っ込んでくるティアナに攻撃した瞬間、目の前のティアナが霧散した オリバー 「しまった、やっぱ向こうが本物!?」 視線を先程の射撃体勢に入ったティアナに向けるがそこには誰もいない そして今度は真上からスバルが降ってきた オリバー 「やべっ!」 《プロテクション》 ブリューナクがとっさの判断でプロテクションを発動させたがこのスバルもプロテクションに触れた瞬間に消え去った フェイクによる連続攻撃で冷静さを欠いたオリバーの背後からティアナの声が響いた ティアナ 「クロスファイアー…シュート!」 反応しきれなかったオリバーに魔力弾が全弾直撃した ティアナ 「ふぅ…オリバーさん撃墜…っと」 スバル 「ティア!まだだよ!」 挟み撃ちの形でティアナと反対側に回っていたスバルが叫ぶ オリバーはふらつきながらもまだ立っていた
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