ファーストミッション

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カリムの一言ははやて達にとって衝撃的なものだった 管理局が崩壊する程の大事件の原因が自分達かもしれないのだから クロノ 「まぁまだ『眩い光』が六課と決まったわけじゃない。それに『小さな闇』もなんのことかわからないしな」 予言を読み解くことは容易ではない、ただ六課の力で予言を覆してもらいたい クロノはそういった話をしていたがはやての耳には届いていなかった はやて 「(まさか…闇の書?いや…そんなハズあらへん!でも…)」 クロノ 「…やて、はやて?聞いているか?」 はやて 「え、あぁゴメンな…ちょい考えごとしとったわ」 闇の書、夜天の魔導書ははやてに完全に溶け込んでいる為事件に関係するとは考えにくい だが闇の書そのものでなく闇の書事件がきっかけになることは考えられる 実際10年以上たった今でもはやてを罪人扱いする上層部の人間がいる なのは 「はやてちゃん?」 フェイト 「はやて?どうかしたの?」 なのは達もはやてを心配している だがはやても自分の推測に確信が持てない以上なのは達に余計な心配をかけたくはなかった 今は動きがあるまでは待機、だが動きがあれば… はやて 「必ず六課で予言を覆したる!」 本局はクロノが、地上本部は六課が警戒するということで話し合いは終わった だが突然シスターシャッハが飛び込んできた カリム 「シャッハ?どうしたの?」 シャッハ 「大変です、町中に…ガジェットが!」 はやて 「なんやて!?」 ガジェット・ドローン、JS事件でスカリエッティが使っていた魔導機械である スカリエッティの逮捕と共に彼の研究施設も封鎖、残っていたガジェットは全て処分されたはずだった カリム 「どうしてガジェットが…」 はやて 「考えるのは後や!ガジェットをどうにかせなあかん!シャッハ、六課に連絡して前線メンバーに迎撃するよう伝えて」 なのはとフェイトはすでに部屋を飛び出していた なのは 「レイジングハート!」 フェイト 「バルデイッシュ!」 バリアジャケットに着替えた2人は空へと上がった フェイト 「なのは、無理はダメだからね」 なのは 「うん、気をつける」 教会を出て都市部へと向かう2人はすぐにガジェットを発見した フェイト 「やるよ、なのは!」 なのは 「うん、アクセル!」 《アクセルシューター!》 なのはの攻撃を合図に戦闘が始まった
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