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一方六課にもシャッハから連絡が入り前線メンバーはヴァイスの操縦するヘリで現場に向かっていた
ヴィータ
「あたしとシグナムで空のガジェットを潰すからお前達は地上を頼む」
シグナム
「ティアナ、現場指揮を頼むぞ」
そう伝えるとヴィータとシグナムはヘリを飛び出した
模擬戦の最中に出動となったため副隊長2人はユニゾン状態のまま出撃していった
ヴィータ達を見送るとティアナが今回の作戦を説明する
ティアナ
「いい?一般市民の避難は完了してるとはいえ市街地での戦闘だから極力周りに被害を出さないように」
スバル
「大丈夫だって~」
オリバー
「あぁ任せとけって!」
正直一番不安な2人から楽観的な返答があったことにティアナは頭を抱えた
ティアナ
「とにかく、ガジェット自体はそれ程強くはないけどAMFに気をつけること」
オリバー
「了解!…で、AMFってなんだっけ?」
オリバーのあまりにもお約束すぎるセリフにずっこけそうになった一同だった
キャロ
「オリバーさん…講習受けましたよね?」
ティアナ
「あぁ…スバルが2人に増えた…」
スバル
「ティア~AMFくらいわかるよ~」
エリオ
「スバルさんがわからなかったら大問題ですよ…」
フォワード陣のやりとりにヴァイスは操縦席で大爆笑していた
モニカ
「アンチ・マギリンク・フィールド。効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するフィールド系高等魔法で魔力以外は無効化できないから物理攻撃による破壊は防げない」
ヘリに乗ってから一言も話さなかったモニカの解説で一気に場は静まり返った
スバル
「おぉ教科書みたいな模範解答だね~」
キャロ
「モニカさんの言った通り魔法は無力化されるんで空中のガジェットに飛行魔法で突っ込んだりしないでくださいね?」
オリバー
「OK、わかったよ」
そしてフォワード陣が担当する地区についた
ヴァイス
「おまえらなら大丈夫だろうが気をつけろよ」
ヘリを守るために待機するヴァイスに見送られオリバー達は現場に向かった
現場ではヘリの中でティアナが決めた3チームに別れてガジェットを叩くことになった
第1チームはオリバーとエリオ
第2チームはスバルとキャロとフリード
そして第3チームがモニカとティアナだ
ティアナ
「いい?必ず2人1組で行動すること。状況が変化したら私から知らせるわ。それじゃあ…散開!」
「「了解!」」
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