私と君

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「春香ちゃん!?大丈夫かい?」 あれ? 「は…はい??」 「大丈夫かい?まだ具合悪いなら休んでも良いんだよ?」 いつから上の空になったんだろう…。気が付いたら数分間記憶があいまいだ。 周りを見ると君は一生懸命に働いているね。輝いていて眩しいよ……。 「まだ…大丈夫です!働かせてください!」 私は店長に頭を下げて再び持ち場に戻った。 私は彼に気づかない様にこっそりと覗く。私と二週間しか長く働いてないのにあんなにてきぱきしている……。お客さんも笑顔で楽しそうだね。 私って…脚ひっぱてるのかなぁ…。 「すいませーん!お水くださーい!」 後ろの方でお客さんが私を呼んでいる。そうだ…私も頑張らなくちゃ! 「はい!只今まいりまーす!」 私はがんばって笑顔を作りお客様のもとに向かいお水をコップに次いであげた。
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