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ふと、目が覚める。目に映った映像は見知らぬ天井……私は状況を判断するのに時間がかかった。
起き上がろうとするけど、体が重い。疲れから来る重いではなく、普通に体重がかかってる重みだ。
頭だけを起こして、見てみると……一緒にバイト中の彼が私の上で祈るように寝ていた。
……なんでいつもこんなに優しいんだろう。私の方が二つも年上なのに。
彼の頭を優しく数回撫でると彼は私が意識を取り戻した事に気が付き、急いで飛び起きた。
君は犬か！
「春香！……大丈夫？ごめん！無理させ過ぎちゃったね……フォローとか出来なくて……本当にごめん！」
なんで君があやまるの？
倒れたのは……私なんだよ？
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