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「あれ!?春香ちゃん!もう良いのかい?急に倒れたから心配したんだよ?」
私は急いで支度をし直してカウンターの裏にいた店長に謝りに行った。すると店長も私の事を心配してくれた。
どうして?そこは普通怒るでしょ?店内に流れるバラード状のメロディーが不思議と嫌に聞こえる。
「すみません……。倒れていた分はきっちり働きますので!」
これでもかって位頭を下げる私。ここでくじけたら……ダメ!
「あぁ、大丈夫だよ。アイツ、春香ちゃんの分まで働いてくれたからさ!」
え?……それって私クビって事?指先に出る微細な汗が手を湿らせて心臓の音が聞こえるくらい高鳴った。
「びっくりしたよ。アイツ、春香ちゃんの分も働くので攻めないで下さいって土下座までしたんだから……。」
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