ぷろ、prologue

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そして、諦めたよね。 もー何やっても適わない それなら、トコトン落ちぶれよう。 翔梧が引き立つ様に。 そう決めた だから、取れる筈の点数も取らないで最下位をkeep 運動も面倒だからやらなくなった。 好きだった体育も見学。 次第に本当に面倒になってきた そんで、前髪伸ばして顔隠れる様にして、伊達メガネもかけた。 中学生になった頃には もう、鏡なんて見なかった。 自分が哀れに見えるから。 自分に腹が立つから。 自分が嫌いになるから。
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