1夜

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時々光る青やピンクの照明。 騒がしい音楽。 その店内で若者たちは思い思いに踊ったり酒をのんだり、遊び感覚で出会いを楽しんだりしている。 夜を遊び明かす人混みの中に友人の姿を探したがこの様子では難しいだろう。 諦めて少し落ち着けそうな壁際のテーブルに寄り掛かる。喧しいBGMもまだここなら苦にならなそうだ。 たまには零の行くような店に行ってみようとか思ったのだが失敗だった。 煩いし落ち着かない。 零らしいといえばらしいが。
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