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「そうね…お兄さんイケメンっていうよりキレイだもの。 こんなキレイな男見たことないわ。人形みたい。 本当に人間なの?」 うっとりしながら朔の体に密着してきた。 見た目のわりに察しがいいな、と思いながら背中に手を回す。 「さあ…吸血鬼かもな」 冗談めかして正体を明かすと大抵誰も信じない。 「やだぁ、じゃあ血吸われちゃうのかしら?」 クスクス笑いながら女も朔の首に手を回し蕩けるような目で誘う。
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