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「いいこと教えてやろうか」
頬を撫でながら耳元で囁くと感じるのか女は小さく身震いした。
「吸血鬼って首筋から血を吸うだけじゃない…」
「あっ…」
白い首筋を舌先で軽く舐めてやると甘ったるい声が漏れた。
「女を抱いて生気を奪うんだよ」
「フフッ都合のいい口説き文句ね。
じゃあ吸血鬼さん?今日はあたしの生気をあげるわ…」
やっぱり冗談だと思っている女は笑いながら目を閉じた。
下品なほど赤い唇を塞ぐと厭らしく舌が絡み付く。
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