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吹き荒ぶ嵐の中で
誰かが私を呼ぶ声が聞こえる
あれは…そう
私の愛しい家族達
でもそれ以外の声が多すぎて、私は毎日嵐を起こす
家族達さえ居ればいいに
あまりにも沢山の助けを求める声に、半ば意識が崩れかけていた
何度答えればいいのだろう
『あなたは死んでいるのだ』と
小刑部の優しい声がする
『愛しい静流や、われらはいつも傍に在るぞ』
愛する家族のために私は嵐の中から覚醒する
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