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アヤとショウの出会いはナンパだった。一人で買い物をしていたアヤに、ショウが声をかけたのだ。
アヤはナンパをする男は嫌いだったが、一目でショウに恋に落ちてしまった。
きっとたくさん遊んでる。
きっとたくさん泣かされる。
きっと最後は捨てられる。
どんなに言い聞かせても、自分を止める事は出来なかった。どうしてもショウのことを考えてしまう。
ショウに会いたい。
けれど、ショウは束縛を嫌った。特定の女を作るのを苦手とし、何度も連絡をよこす女を嫌った。
だからアヤはいつもショウから連絡が来るまで、グッと堪えて待つ。
―明日は連絡が来るかもしれない―
今はそれだけで毎日を過ごしている。
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