待ちわびたメール

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「ばいばーい。」 「帰ろー。」 ホームルームが終わり、同級生がガヤガヤと席を立ち始めた。 アヤはこっそり携帯を開いた。 ―新着メールはありません― ため息が出た。 ―もう2週間も連絡がない。今度こそ、ダメかもしれない。― うつむいていると、親友の美里が駆け寄ってきた。 「アヤちゃーん、帰ろー。」 アヤは携帯をポケットにしまいながらうなずいた。
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