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「撃つつもりか?もしそうなら銃口をもう少し下げろ。銃ってマズルジャンプってのがあるらしいからなー、お前みたいな素人が心臓狙ったら吹っ飛ぶのは俺の顔面のような気がするんだよ。俺もそんなに詳しくねーけどさ。とりあえず身元確認が出来る程度に撃ってくれ」
「いいえなのです。今は撃たないのです。オーウェンが少し懲りたらいいと思っていたのです。でも、無駄だったようなのです」
「そりゃそうだ。もう並大抵のことじゃ動じられないな」
「それと、マズルジャンプという用語は使わないで欲しいのです。分かりやすく、銃口が跳ねると言ってくれればいいのです」
「そこまで分かってるなら俺に指摘されなかっただろ」
「至近距離なので、どこに照準を合わせても同じなのです。私も無事ではいられないのです」
「そこまで分かってるなら撃つな」
「オーウェンが不審なことをしなければ撃たないのです」
「本当にああ言えばこう言うな」
「オーウェンの方がそうなのです」
「うるせーな。さっきの話に戻るが、お前はさっさと食糧を持って来い。このままじゃ銃のお世話になる前にこの世に別れを告げることになる」
「オーウェンとならいいのです」
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