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「痛ぁっ!?」
「私の顔に何か付いているなら口でそう仰って頂きたいのです。まじまじと見つめられると気になるのです」
「大丈夫です何もないです許して下さいいやあのホントごめんなさい」
「?貴方が私に謝罪する必要はないのです」
「はぁ」
「はい」
ここで一回目のコミュニケーションは終了した。変わった娘だなーと思いつつも、一抹の安堵。人を切り刻むのが趣味なのよアハハウフフの危機は回避した気がする。
とはいえ、目的は依然として不明。身代金目的なら即刻帰らせて下さい。身内いないんで。俺の身代金俺が払ったら意味ないから。いや、誘拐犯さんにとったら金貰えるしどっちでもいいのかもしれないが、俺が嫌だ。自分で自分の命の代金を払うとか、虚しすぎる。
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