恋なのかな…

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目の前にはあーたんがいる。 僕はずっとあーたんを見ていた。 「あーたん…。」 声に出して呼んでみた。 何度呼び掛けても、返事なんてないのはわかってる。 画面に触れても、なにも感じられない。 切なくて苦しくて、嗚咽がもれた。 情けないな。 僕には恋愛経験がない。 人を好きになったことも、好きになってもらったこともない。 だから気づかなかったんだ…。 どうやら僕は、あーたんに恋をしたみたいだ。
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