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私ただいま絶賛ふぁんたじーを経験中でございます。
ことの始まりはこうだ。
年が明け毎日がエブリデイもといホリデーな俺はいつものように深夜までパソコンをいじりゲームをして夜明け直前に寝た。
そして目が覚めると違和感を感じた。
「なぜ空が見える?」
おかしい。俺は家の中の自室で寝ていたはずだ。別に夢遊病でもない。
立ち上がりまわりを見渡す。
「どこだここ?」
うっそうと生い茂る森。視界に入るものは木、木、木。それ以外に存在するものはない。
「なんだまだ夢を見てるのか」
不思議な夢だ。起きたらみんなに話してやろう。
そう思い頬をつねる。
「いてっ」
痛い。
「…………」
えっ?
なんで夢なのに痛い?いや、もしかして
「夢…じゃない……」
そこまで考え付いて愕然とする。
どこかもわからないところに一人でいる。
この事実に軽い絶望すら覚える。
驚き過ぎてかえって冷静になるレベルで驚いた。そして記憶を掘り返すこと数分今に至る。
「とりあえず森からでないと……」
俺はまずすべきことを始めることにした。
歩いていればいずれは外にでられる。はずだ。
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