猿は木から落ちない。

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「よかったね!春香ちゃんと遊べんじゃん!…って遥…?ちょっ、大丈夫?」 秋弘が俺の顔の目の前で手を振っている。 「…………!なんでフッた俺と遊ぶんだ………?」 「だからぁ、嫌味なモテ男にはわかんないだろーけどさぁ??…お友達からってのは別にフるだけのために使うんじゃないから!オケィ?」 「じゃあ…俺まだ望みある……?」 秋弘が静かに頷いた。 そして俺の背中をバシンと叩く。 「遥!今度はしくじるなよ!」 背中が少し痛かったがチャラ男を許すことにした。
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