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今日はいつもより時間が遅い。
この時間になればさすがに眠い。
これからお説教なんて聞いてられないよ。
ベッドに横になっているため、うとうとしてきた。
シーツからは幸人の匂い。
それが安心感を生み出し、さらに眠気を助長する。
「やけに大胆だな?」
重いまぶたを開けるとそこには愛しい彼。
「幸人~…ネムイ。」
起きる気もしないのでそのままベッドに横たわって手を伸ばした。
幸人は伸ばした私の手を握りしめながらベッドに腰かけた。
「まだ寝かせねぇけど」
妖艶に笑んだ表情に胸が高鳴る。色気たっぷりな彼はいつも私を惑わす。
こういう状況は初めてじゃない。
むしろ頻繁に起こってるんじゃないか?
冷静に状況を見てるが心臓は正直で、ばっくばく。
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