相変わらず

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ガヤガヤした店内。 なぜ自分がここにいるのか、まだはっきりとわかっていなかったが、腕を捕まれて店内を進んだ先に見えた光景に愕然とした。 目の前には知らない人が1人2人、3人4人… もう…イヤ… 助けて… 「こんばんは♪七海でーす」 私の腕をギリギリと握りしめて離さない彼女が明るく挨拶した。 「ども。俺が零士だよ」 相手方の1人が言った。 「あ、零士君?はじめまして」 営業スマイルで七海は零士と名乗った男を見た。まだ私の腕はギリギリ握りしめてるけど。 立ち話もなんだから早く座ろうと言ったのは知らない男。 「じゃあ自己紹介ね♪私は田辺七海ですっ」 元気よく手をあげると、端から自己紹介するように言った。
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