帰宅

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「あー…楽しかったね♪レン♪」 僕の背中に抱き付いてるリンが言う。 今は、リンと2人で自転車で帰ってる所。 「そうだね。リンちゃんの歌も聴けたし。」 そう言うと、リンはふふっと笑って、僕の体に回した腕の力を少し強めた。 ほんとに楽しかったな… リンに、いい友達ができて安心した。 カイトの奴はカイトの奴で、ミクさんに惚れたみたいだったし… 正直、カイトの事はうるさいと思うけど嫌いじゃないし。 あの2人がうまく行くといいのに…なんて考えながら自転車を漕ぐ。 「ねぇー、レン?」 後ろから、かわいい声が僕を呼ぶ。 僕が優しく返事をすると、 「あの2人、うまくいくといいね…♪」 リンも同じ事を考えてたみたいで そうだね。と、返事をすると、 また、小さく笑って、僕の背中に頬をくっつけた。
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