36人が本棚に入れています
本棚に追加
寝るの早…子供みたい…
…まあ学校初日だし疲れたのかな…
そう考えながら、そっとリンの頭を持ち上げて、下に枕を置く。
そして、リンを包むようにして僕も横になる。
隣で可愛い寝息を立てる僕の姉弟。
顔を寄せて、頬にキスをする。
『いとしい』
こんな感情…おかしいかな…
急に、いつも心の隅に潜む背徳感に押しつぶされそうになった。
あー…ダメだ…
今日はもうめんどくさい事は考えたくない…
今日は僕も疲れた…
一休みしよう。
背徳感から逃れるように、
僕は静かに瞼を閉じた。
最初のコメントを投稿しよう!