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学校まではあっという間。自転車で10分くらい。
すぐに学校に着いて、レンは自転車に鍵をかけながら言った。
「じゃぁ俺、新入生代表挨拶の打ち合わせ行ってくるから…
リンちゃんは、先に教室行っててね。」
「わかった♪
レンが出るとき私が写メってあげるから!」
「ケータイは学校では使用禁止。つか先生の前では使用禁止だから。」
レンに突っ込まれる。
ふんだ。レンが喜ぶと思って言ったのに…
むくれながら私が黙ってレンを見てると、レンは頬を緩めて、いつもの様に私の頭に手をのせて、
ポンポン ってした。
「じゃぁ、俺行ってくるね。」
笑いながらそう言って、私の機嫌を取るレン。
レンは私の扱いが、本当に上手い。
私も笑顔になって、
「わかった!頑張ってね♪」
って答えた。
レンと別れた後、貼り出されたクラス表を確認。
私の教室は…1年3組。
レンは…あ、2組だ…
まあ同じクラスになれるなんて期待してはなかったけど…ちょっと寂しいな…
確認してすぐに、私はクラスへ向かった。
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