1話~出会いは突然に~

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程なくして朝食を食べ終わり、俺はどうしようかと迷っていた。 …とりあえず部屋行こ……。 今日は他の奴らは仕事や学校だろうが俺はニートだ。 俺は部屋に篭り作戦を立てよう。言い訳じゃないから。 いやマジで。 「はぁー」 意味もなく溜め息。 今日は朝からグレーだな 立ち上がり部屋へ戻ろうとしたら、お袋が声をかけてきた。 「お母さん後でスーパー行ってくるからね。出かけるときは鍵持ってね」 「わかったわかった」 ガキじゃねぇんだから!とツッコミをいれ、リビングを後にし、二階へ上がる。 神坂家は一軒家で二階に俺と姉の部屋。下に両親の寝室。 かなり大雑把だけど嘘じゃないからいいや。 部屋に着きテーブルに置いてあるデジタル時計を見る。 「まだ9時半かよ…」 正直することない。 ビックリするくらいない。 お前らもニートになれば分かる。 「あぁ~」 意味もなく声を出してみる。 「何してんだ俺は……ついに頭おかしくなったか」 『元からだろ?』 「あん?うっせー……」 ………ん?
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