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程なくして朝食を食べ終わり、俺はどうしようかと迷っていた。
…とりあえず部屋行こ……。
今日は他の奴らは仕事や学校だろうが俺はニートだ。
俺は部屋に篭り作戦を立てよう。言い訳じゃないから。
いやマジで。
「はぁー」
意味もなく溜め息。
今日は朝からグレーだな
立ち上がり部屋へ戻ろうとしたら、お袋が声をかけてきた。
「お母さん後でスーパー行ってくるからね。出かけるときは鍵持ってね」
「わかったわかった」
ガキじゃねぇんだから!とツッコミをいれ、リビングを後にし、二階へ上がる。
神坂家は一軒家で二階に俺と姉の部屋。下に両親の寝室。
かなり大雑把だけど嘘じゃないからいいや。
部屋に着きテーブルに置いてあるデジタル時計を見る。
「まだ9時半かよ…」
正直することない。
ビックリするくらいない。
お前らもニートになれば分かる。
「あぁ~」
意味もなく声を出してみる。
「何してんだ俺は……ついに頭おかしくなったか」
『元からだろ?』
「あん?うっせー……」
………ん?
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