傷ついた天使

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「…よくわかんない。 生もうって思ったのは 人を殺したくないからだし… でも、全部0に戻すのも… 私や先輩の為なんだって…思ったり」 言葉が途切れて、 先輩の携帯が鳴った。 …あぁ…うん。 わかった。じゃ…。 すぐに切った電話。 私が瞳を覗きこむと、 少し笑った。 「…見つめすぎ。 神戸の親。 明日神戸戻る前に学校寄るって」
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