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さりげなく言ったけど、
先輩の表情が
硬くなった。
忘れてたワケじゃない。
両方の親、
おばちゃんのことも。
「…さっきの話。
俺は沙羅の告白を聞く前から、
留学はせえへんつもりやった。
状況は変わったけど、
それだけの事や」
「…それだけの事じゃないよ…。
私が生むってなったら
、
先輩と私の今の世界がひっくり返るくらい大変なことになるんだよ。
…それに先輩の子供じゃないってわかったら…」
こんな話もう先輩と
したくない…。
今度の休みは
どこに行く?
普通にそう言って、
笑ってたい。
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