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明日より高校二年生になる私、小林真波は
本日めでたく"一人暮らし一周年"を迎えました!!
丁度一年前の今日、私は夢と希望と不安を30%ずつ、残りの10%を「どうでもいいや」という放置の感情で引っ越してきた。
一人暮らしをしたいがためだけに中学校でただ一人地元から遠く離れた高校を受験したかいがありました。
確かに周りを見回しても知ってる顔もないし、道も分からなくて迷ったりして、ひとりあたふたして遅刻もしたけど
今楽しくて仕方がない。
「この街はもう私の街だーーー!!」
「おい!真波、なに叫んでんだ!うるさいぞ」
……やってしまいました。
今日はお隣さんはいらっしゃるようです。
壁のうすーいこのボロアパートでは少し声が大きくなるだけで隣に聞こえてしまう。
プライバシーなんてあったもんじゃない。
「いつも居なくてなんで今は居るんだよ」
「居て悪かったな」
……また聞こえてたのか。
仕方ないと言えば仕方ないけど、ここは突っ込ませて下さい。
"コイツは地獄耳か"
どこまで聞こえるのか試してみたい。
そしてなんでそんなに早く返事が返ってくるのかも知りたい。
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