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「泣いてればいいよ」
DJは言った。淡々と、子どもに諭すみたいに。
俺は悔しさで、ぎゅっと体が熱くなる。右肩がチリチリと焼けた。
「ふざけんなよ!」
「静かに!」
俺が叫ぶと、打ち消すようにDJが小声で言葉を飛ばした。
「もう行こう」
DJが廊下の伸びる右を顎で指す。
俺が同意しかねてると、ドアがガチャリと開いた。
俺たちは同時にプレイルームを見た。
半分以上、淡い期待で。
だけど、そこに現れたのはジョージ・ハンスンだった。俺たちを認めて、こっちへ歩いてきた。
ラフなのにきっちりシャツを着こなしていて、やってくるさまもキビキビしている。
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