清水くん。

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俺達はビーチに着き、他の友達も合流しおもっきり遊んだ。 素潜りで魚を捕獲。さばいて浜辺で焼いて食ったり、 大きな穴を掘り、 首から下を埋めたり。 ヒドいのは泳いでるとターゲットを絞られ 海の中で集団で襲われ海パンをはぎ取られるという事件まで発生したw ちょっと泳ぎ疲れてテトラポットで休もうと戻ると 清水がボケっと座っていた。 寂しそうな顔をしてたような気がした。 何考えてるば?って… 聞くと。 一言、野球がやりたいと言った。 清水は埼玉で強い野球部に所属してた事、頑張ってエースの座を勝ち取った矢先に転校した事。 そして、何よりチームメートや友達みんなが好きだった事…今は親戚の家に住んでるが、あんまりうまくいってない事… 全部、話してくれた。 残念ながら、学校、住んでる地域には野球部ってのがなかった。 そりゃ~清水は寂しかったのだろう。 ただでさえ、仲が良かった仲間と離れて寂しい。 そして、大好きな野球ができない。 きつかったのだろう。 ハナタレ「んじゃ、やるしかないあんに!?今度みんなで野球しようぜ!!」 清水「え!?いいの!?」 ハナタレ「俺も野球大好きだから。それと、お前エースだったんだろ?俺と一打席全部直球勝負しれや。お前の球余裕で打てるし!!何がエースだ。ボケ。」 俺は敢えてケンカ越しにつっかかった。なにか目的を持ってほしかったから。 このままだと清水はそのまま塞ぎ込んでしまうのがなんとなくわかった。 清水は、ふぅ~…とカッコつけ、余裕満載な顔して 野球漫画のようなセリフをいった。 清水「俺の球打てんの?」 だって…。 …………。 フンギャーーーっ!! てなった。(怒) この鼻毛野郎がw でも、清水はそれで笑うようになったしそれでいいと思った。
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