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ファミコンを一旦止めて、玄関に歩きだした。
覗き穴を覗くと、そこには…
カワジがいた。
でも…何かおかしいやさ。
すぐわかった。いつものカワジでない事が…
玄関を開けると、なぁんにも入ってない紙袋に、ちょっと腫れてる目…
オイ…泣いただろ…。
ハナタレ「久々だなっ!!遊びにきたば!?」
カワジ「う…うん。」
オイオイ…何があったんだ?
ハナタレ「その紙袋なんも入ってないよや?捨てれや~。俺になんか買ってきてくれたと思ったどw」
カワジ「あ…おう。ごめん。」
ハナタレ「お前、たまに気をつ…。」
ハナタレ「っっ!?」
ハナタレ「お前…首…。ど…した…!?」
カワジ「あぁ!!これな♪ヒマだったから首でタバコの火消してたさ~ははは♪」
いきなり声のトーンがあがった…
気づいた。っていうか気づかない方がおかしい…。
涙目…
何か入ってただろう紙袋…
そして、首にたくさんのタバコの火を押しつぶした跡。いわゆる根性焼き。
カワジ「あっ!!そういえば背中にも跡あるぜ!!すごいやんに♪見てみっ♪」
見れたもんじゃない。
赤い斑点が無数に広がる根性焼きの跡。
どうよ…どう返せばいいんだ…
すごくねぇよ。
お前…タバコ吸うヤツみんな消えろ。臭いよ!!って言ってだろ。そして、お前に体で火を消せる根性なんかないの俺は知ってるよ。
俺は言葉を失った…。
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