ハナタレ少年~小学生~

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玄関前に貼られたクラス割表。 周りの親子が手を繋ぎ 「~くんは1年3組だね~」 「~ちゃん、お友達と一緒のクラスね~」 賑やかな玄関。人がうじゃうじゃいた。 クラス割表を見てハナタレの名前を探してくれる母。 それを鼻をほじりながら、ぼけぇ~っと見てる俺。 母「あった!1年1組ってよ。出席番号も1番じゃん。よかったね。」 ハナタレ「ん?何がよかったの?」 (モジモジ) 母「1年1組1番の子はねぇ~お勉強もかけっこも1番できる子だけがなるんだよ!」 ハナタレ「えっ!?」 (モジモジ) 母「ほんとだよ!!ハナタレが1番エラいって先生達が決めたんだから。」 ハナタレ「んじゃ、ハナタレは王様って事!?」 (モジモジモジモジ) 母「ハナタレ君はぁ~学校でぇ~何を頑張っていくのかな?」 ハナタレ「ん~?すぐおトイレいきたいっ!!」 母「お勉強っていいなさいっ(怒)」 この会話… バカである。 見事なまでに噛み合ってない… 最初っからモジモジしてトイレを我慢する…ハナタレ。 そして、お勉強って言わしたがる…母。 わからんwww こうして無事?? 入学式を終えたのだった…
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