ハナタレ大仏!!の巻

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ハナタレ大仏!!の巻

小学五年生 夏 ハナタレ「あっづい~」 俺の生まれ育った所は日本最南端の県。暑いハズである。 夏になれば、セミの大合唱♪ 台風の襲来… 台風が珍しく来ない時は… たまに水不足(昔はね) リゾート地ではあるけども… 田舎は田舎だぁ。 あっついあっついある夏の昼下がり。 面白いヤツと出逢った。 俺が駄菓子屋でお気に入りのシャーベットを買いに行く時… ヤツは…いた。 途中、公園の前を駄菓子屋目掛けて、猛ダッシュを試みてた俺。 その時目に映った光景。衝撃だった… 公園に設置されてる椅子の上に 目をつぶりあぐらをかく1人の少年っw 目を凝らしてよく見ると… 大仏の真似をしているっっっw ハナタレ「ハァァっ!?」 とか一瞬思ったが、 あっ、周りに友達がいて笑わそうとしてるんかぁ♪ と周りを見渡すと… ハナタレ「ひとりっっっ!!!www」 ハナタレ「ぶぎゃ~!!ww」 ハナタレ「アイツおもしれぇ。なんじゃ!?」 とか思いつつ…暑くてシャーベットが早く食べたい俺。 触らぬ神に祟り無し。まさにそれ。 無視を決めこみ、ニタニタ笑いながら 駄菓子屋まで猛ダッシュ。 無事…駄菓子屋に到着。 50円を払い、駄菓子屋のおばあちゃんからシャーベットを受け取ると、無我夢中で食べた。 頭がキィィィンと痛むなか、昔流行ったこのセリフを言う。 ハナタレ「ん~!!マズい~!!もう一杯。」 そう、青汁のCM。 このセリフは確実に言った。 駄菓子屋おばぁに別れをつげ、トボトボ歩いて帰る事に。
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