村上真綾の憂鬱←角■さんごめんなさい。

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皆さんこんにちは。宮島正和と申します。実業高校に本日から通う事になった新入生です。家から学校まではバス通い。バスを降り、学校につきました。玄関に貼ってあるクラス表を見るとB組のようだ。 「Bクラスかぁ…Aクラスがよかったな。よし、試験召還戦争で勝つぞ!」 俺は何を言ってるのだ。ここは文■学園じゃないぞ。そうこころの中でつぶやいた。高校の入学祝いで買ってもらった音楽プレイヤーでアニソンを聞きながら教室についた。しかし知ってる人が誰もいない…それも当然だ。俺は中学でイジメられていたのだ。原因は俺がアニヲタだからだ。中学の連中はヲタク嫌いが沢山いて話さえしてくれなかった。だからバスで30分以上かかる○○高校を受験したのだ。高校では隠れアニヲタになろうと誓った。ずっと神曲をループしていると、ひとりの美少女が近づいて来た。 「なに聞いてるの?」 そう言いながら俺が右につけていたイヤホンを自分につけようとした。俺は本能的に一時停止した。「なにも流れてないじゃない。」 残念そうにその子が離れていった。 「危なかった」 俺は安心した。 やがて担任が教室に来てホームルームが始まった。一人一人自己紹介する事になった。 「宮島正和と申します。これからよろしくお願いします。」 腰の低い挨拶をするとクラスメイトが拍手した。上手くやって行けそうな気がした。やがてさっき話しかけて来た子の番が回って来た。 「ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい。以上…なんてね。私の名前は村上真綾。これからよろしくねっ!」 俺は思わず叫んでしまった。 「それは涼■■ルヒじゃないか。」 「そう!よく知ってるわね!」 「知ってるも何も超有名じゃないか」 「キ■ンさんマジだよね!」 俺達は興奮気味に話した。 「落ち着いて下さい…次の方お願いします」 担任が俺達を止めて自己紹介を続けようとした。 「ごめんなさい。」 俺達は声を合われて誤った。 でも何か新しく楽しい生活が始まりそうな気がした。
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